「損得で判断しない生き方」

 

損得で判断しない人生

 

長い人生を過ごしていく中で、様々な節目があります。

そんなときは悩んだり、迷ったり、どの選択肢がいいのか不安になったりします。

 

いくつかある選択の中から一つを選ぶときは、その人の価値観が基準となる判断に大きく

関わっているように思います。

 

仕事に例えたら、給料がいい、休日がたくさんある、仕事が楽、福利厚生が充実している…など

そういったことが判断基準として、幅をきかせているように思います。

その背景に見え隠れするのは、「損得」というものさしです。

 

A社とB社とC社、どこの会社が自分にとって得なのか、そんなことばかりを考えて、いざ自分の理想に近い会社に勤めたところで、理想とちょっと違うと感じたらまた転職を考えるはずです。

これは友人や同僚、仕事での人間関係にも関わってくるのではないでしょうか。

 

「この人と関わっていれば職場において自分が優位になれるんじゃないか?仲良くしておこう!」

「この友人・ママ友と関わっていても別に自分に得はないから適当に対応していればいいや」

「(名刺交換をしたら)凄い大きい会社の社長さん!これは何としてでも絶対に関わらなくちゃ!」

「(名刺交換をしたら)小さい会社の下請けの人か。じゃあ別に関わらなくてもいいや」

 

損得を考えて生きている人は自分にとってメリットのある人としか付き合いません。

逆にメリットを感じない相手に対しては適当に扱うことでしょう。

 

もちろんビジネスにおいては必ずしもどんな人でもそういった場面は少なからずともあると思います。

しかし損得勘定を前提として人間関係を気付いてしまうといずれ結果は哀れなものになるのではないでしょうか。

 

でも基本的に友人やママ友、人付き合いって「類は友を呼ぶ」ものだと思うので、大体にしてそういった感情で

人を選んで仲良くなった相手は、自分と同じように考えて付き合っていることも多いのでは…。

 

本当の友達付き合いって、そんなのは関係なく、何年会ってなくても、どんなに遠くにいても相手の幸せを願うことだと

私は思っています。

きっと損得勘定の気持ちを無しにして、人との出逢いを大切にすれば、素敵な出逢いがもっとあるのではないか。

その素敵な出逢いのチャンスを自分から逃がしているのではないでしょうか。

 

大人になると、学生の頃とは違い、なかなかそんな出逢いはない!と私自身思っていましたが、きっと損得勘定が邪魔していることが多いような気がします。

 

そんな中で人付き合いをしていったら心はどんどん疲れてしまいます。

好かれるため、嫌われないために常に相手に媚びて、次第に卑屈になり、他人と自分・自分の子供と他の子供を比較したり。

そんなことをやって何年も過ごしていたら、きっとどんどん活力を失っていき、自己肯定感が低くなり最後は自分にも自信がなくなると思います。

 

損得勘定をしているうちは、きっと良い出逢いがあっても、良い人間関係は結べないはずです。

 

自分の人生は自分で決めるものです。

人生はたった一度きり。

 

より良い素敵な人生を私は歩んでいきたいと思っています。

 

株式会社サクラ美装

取締役専務 櫻井純子